MEUROCO DAYS  blog 200608





20060801 葉月に漂う

気づけばもう八月。
夏休みもさくさく過ぎる。
何かしなきゃな。何しようかな。
何でもできると思うとそれだけで一杯になる。



20060802 やはり夢なんだ

夢だったと思えばすべて納得行く気がしてきた。
もっと早く気づけばよかった。
いや、気づいていたのに気づいていないふりをしていたんだ。
だからこそ今それが夢だと思うと。



20060803 図書館へ行く

ようやく図書館へ行く。カードを作る。
けど本を借りるまで行かず。残念。
今度こそは。

ひとりになりたい。



20060804 プールへ行く

西武園に行く。
日に当たって疲れる。
日焼けしすぎた。痛い。
今日は目も乾く。

西武園は鬼門、もとい思いが深い場所だった。
もう15年以上も経つのに景色が変わらない。
簡単にフラッシュバック。しばらく引き摺る。



20060805 ようやく読書

図書館に再挑戦。今回は成功。
7冊ほど借りてきた。全部恩田陸。
三月は深き紅の淵を」はよくわからなかった。
「蛇行する川のほとり〈1〉〈2〉〈3〉」はさくっと読んだ。
今日中に「まひるの月を追いかけて」も読んでしまいたい。

思ったのは、自分は細かい伏線を覚えているのが苦手なことと、
終わりがしっかり綴じていないと嫌だということ。
三月のほうは一応綴じているのかもしれないけれど
その後とも思える第四章が理解できず。
ドミノなんかの全部がぱっと開ける感じが好きだなぁと
ストーリーを追いつつもう一人の自分が実感していた。

夜、地元の花火を見に行く。
この前見たのよりきれいに感じた。
闇は濃くないはずなのに、コントラストがはっきりしていた。
時間は短かったけれど、充実した見物。



20060806 今日も読書

昨日の5冊目も難なく読了。
嘘は嫌い。あと殺人も。
5冊を返して4冊借りてくる。
今日読んだのは「球形の季節」の1冊のみ。
タイトルは何度も見ていて読んだ気になっていたけれど
あらすじを覚えていただけで実際は読んでいなかったかも
ということでちゃんと読んでみた。
恩田陸ってこういう作家だよなと改めて思った。



20060807 空に浮かぶ月

今日も読書。図書館は休み。
恩田陸「小説以外」はタイトルどおりの内容。
恩田さんの小説のモチーフや必然性がわかる一冊。
小川洋子「まぶた」は短編集。表題作が好みかな。
感触が心地よかったりときに拒絶したくなったり。
加賀乙彦「夕映えの人」は作者と重なる壮年の日常。
何もないようでいろんなことが起こる日常。

やはり読書詰めだと目が疲れる感じ。
プールの名残とはまた違う疲労感。

加賀乙彦の本の後に誰かの借りた控えが挟まっていた。
無論誰のものだかわからないけれど
借りた本のタイトルはずらっと並んでいる。
調べたらちょっとおもしろそうなので今度借りてみよう。

昼の空に漂う月は頼りなく薄いけれど
夜になってからの月は真っ白で強い感じがする。
上空では風が強いのか、雲が川のように流れ
綺麗な闇にしっかりと浮かんでいた。



20060808 未来を遠くまで照らして

明け方の雨は昼前には上がった。
自転車に乗れるということでまた図書館。4冊返して4冊借りる。
加賀乙彦「ザビエルとその弟子」はタイトルどおり。
この本を読むといいと誰かに言われたけれど何でだったかな。
同じく加賀乙彦「生きるための幸福論」。
薄ぼんやりと思っていたことがちゃんと書かれていてうれしい。
そして「高山右近」を読んでいる。人の名前が難しい。

何だか加賀乙彦ばかり読んでいるけれど
それもこれもあの「死刑囚の記録」を引き摺っているからで
読むというより頭に入れておきたい気がして字を追っているだけ。
理解するという段階ではないかも。

「生きるための幸福論」より(P136)
「自分を知るとは、結局自分を他人のように突き放しで見る行為」

いろいろ考えたい気がするも今は読書に夢中。
そしてあの人の言葉はいつもやさしい。
ふと思い出して反芻。笑う。やさしすぎて。



20060809 またもや読書

昨日の本の続き。
信仰もここまで突き抜けられたらいい。
なかなかできないよね、と言うのが精一杯。
でもできる人はいる。どこかに必ず。

菊池哲郎「常識の壁」はバカの壁との双璧。
それも読んだほうがいいのかな。まだ読んでない。
常識というのはそれ自体が大きな言葉で
常識だからと言えばなんでも済まされる。
それが一番の問題かもしれない。
綺麗事だって見方を変えれば常識になるかも。

小川洋子「ホテル・アイリス」は奇妙。
わかるようなわからないような不思議な感覚。
結末が読めたけど、それも良かったのか悪かったのか。
好きなんだけど嫌い。まさに二律背反。

図書館に行っても選ぶ時間がそれほどなく
まだア〜カの棚をうろうろしているだけ。
どれが読みたいのか、誰の本が読みたいのか、
本屋に行ってもそうだけど、いざ棚を前にして迷う。



20060810 そして読書

小川洋子「偶然の祝福」は短編集。現実なのかな。
こういうほうが好み。ちょっと謎めいているくらいのほうがいい。

そして恩田陸「ネクロポリス 」。
初日に上巻だけ借りてきたものの、揃わないと読む気がしなくて
下巻を予約したら昨日確保されたとのことで今日引き取りに行った。
どうも上下巻物は一気に読みたい気がして。
そして一気に読んでしまった。

登場人物一覧をざっと見てから読んでも
最初のうちは状況が飲み込めなくて困った。
でも少し読んだらもう先が気になって仕方ない。
最後のほうは読み終えるのが嫌でゆっくり読み進めた。

全然違うけれど村上龍「希望の国のエクソダス」を思い出した。
見えない世界が見えてくる感じが似ている気がした。

本格的に目が疲れてきた。
あと8冊残っているけれど、これからはゆっくり読もうかな。
どうも借りているという意識が強くてすぐ返したくなる。



20060811 散逸ゆえの空白

今日も朝から読書。
香川綾「余白の一行」は読んですがすがしい気持ちになる。
この人もやはり真っ直ぐだ。うれしくなる。
午前中に小川洋子「薬指の標本」も読む。
表題作と、もう一作。まったくありそうもない設定ながら
だんだん引き込まれていってしまう。
午後に2冊。同じく小川洋子「やさしい訴え」と
寡黙な死骸 みだらな弔い」。
やさしい訴えのほうはすっかり取り込まれた。
寡黙な死骸は短編集。どれもこれも繋がっている世界。

この短期間の読書の疲れは眼だけではなく
心も相当やられてしまったようで
この後何冊か読めそうな気がしたけれど
本を開いたら読めなくなってしまった。
急ぎすぎるのはよくない。



20060812 映画を観る

ものすごくひさしぶりに映画館に映画を観に行く。
映画館っていいかも。今度改めて観てみたい。

いろいろ考えたいものの余裕がない。



20060813 やる気のなさは夏のせい

図書館に行ったものの、借りた本を返しただけで
何も借りてこなかった。
明日明後日は休みだし、何かと思ったけれど
また今度ということにしてやめた。

思い出すことが多すぎる。
感傷に浸る暇はないのに。
無駄な時間も多すぎる。
もうあまり時間はないのに。

終わりを知らないから何もしないままでいる。
もし突然終わるとしたら、終わりを知ってしまったら、
それからどうするか考えることはできるだろうか。
何もできないかもしれないし何でもやろうとするかもしれない。
想像だけでは動けない自分を呪う。



20060814 時間は作るもの

時間がないとか忙しいとかそういう類は言い訳にならない。
時間は自分で作るもの。
忙しいならその合間を見つけなくては。
やりたいことなら、やらなくてはいけないことなら、
否が応でもそのための時間はできるはず。
今から始める。言葉だけではなく。



20060815 過去は波のように

朝から曇り。ときどき雨。強く。
自転車で出かけたもののすぐ引き返し傘をさす。
今もまだ過去の場面が大波のように押し寄せる。
しばらくして引いていくとは言えども気は重くなる。
もう態度は変えられない。決めたのだから。
夢は夢として。夢が夢なら。それでも構わない。



20060816 名前をつければ

自分の中で消化しきれていないことが増えすぎていて
たぶんこのままではどうにもならなくなりそうだ。

名前をつければすぐそれがそこに存在する気がするから
見ないようにして存在を否定し続けている。
当分このままでいよう。
これでは済まないという点に至るまでは。



20060817 風邪っぽい

朝起きてから喉に異変を感じる。
1回起きたものの昨日も今日も午前中寝ている。
何となく弱ってるなと感じていたけれどどうやら風邪。
そうおとなしくもしていられないんだけどな。



20060818 完璧な風邪

喉は昨日よりましになったけれどその分体全体にきている。
立っても座っても寝てもくらくらする感じ。
風邪なのかなぁ。風邪よりもっとひどいのか。
ますます食べる気がしなくなる。

旭化成ヘーベルハウスの今日の新聞広告(PDF)に笑った。



20060819 戻ってきました

何とか探し出した薬のおかげで何とか持ち直す。
連続して飲む気になれないのでそのままだけれど。
一度ひどくなることで普通であることがどんなに大切か知る。

昨日今日とテレビで細木数子を観た。
わたしは天王星人(−)の霊合星人だそうで。
そしてAB型。めちゃくちゃなような。
でも大方頷ける内容なのがいちばん怖いかも。



20060820 今という今

何かが音も立てずに壊れる

小さなささくれを無理に剥がして
痛みと色で今を知る

相応しい言葉を知らない



20060821 流されてはいけない

昨日のささくれは次第に再生。すこし引き攣れてる感じ。
今となってはたんに痛いだけで馬鹿だったと思うけれど後の祭り。

岩盤浴。前々から行ってみたいと思っていた。
この前のアド街に出ていた阿佐ヶ谷の東京岩盤浴がよさそうだけれど
うちからだと少し遠いので時間を取らないとなと思っていたら
近所にもよさそうな施設があることを知った。
来月あたり行ってみようかなと思う。楽しみ。

まずは風邪を完全に治さないといけない。
流れ作業的な日々だけれど自分まで流されてはいけない。



20060822 気合を入れよう

理由の如何にかかわらず今の自分に足りないのは気合。
体力的にどうこうとか時間的にどうこうとかいうのは
何の言い訳にもならない。
めずらしく高校野球を連日観ていたけれど
みんな体力や精神力は絶対に限界を超えていたと思う。
それでも勝つために気力を振り絞っていた。
目標のために頑張る。気合で乗り切る。
そういうのが今の自分にはない。
年でも何でもなく、要は気持ちなんだよな。



20060823 まだ良くならず

風邪があまりよくならない。治りかけ。
考えをまとめることができず時間が過ぎていく。
味覚も嗅覚も何だかおかしい。



20060824 大人ではないから

曖昧な予定を追いかけるのは嫌いだ。
できれば順序立てて、ひとつひとつこなしたい。
ああなったからああ、こうなったからこう、なんて
ころころ変わりすぎるとついていけなくなる。
それが人生そのものだと笑えればいいけれど
そこまで達観できるほど大人ではない。
ただ平穏を望みたい。それだけ。



20060825 晩夏の旅

小川洋子「ミーナの行進」、谷崎潤一郎賞受賞。
おめでとうございます。
まだ読んでいないのでこれから読みます。

突然ですがこれから旅に出ます。
3年ぶりに北海道。
もう馬を見に行くことはないですが、いろいろ動物を見る予定。
帰ってくるのは来月頭。長い。
更新はできたらしたいですがこけたらやめます。



20060826 船で北上

午前1時半出発。8時40分新潟着。
10時半のフェリーで北行。小樽を目指す。
ひたすら車と船。風邪は治りかけ。



20060827 小樽釧路屈斜路

午前4時半小樽着。7時半社台SS。
ずっと東に行き14時20分釧路。
和商市場で勝手丼ではなく牡蠣飯を食べる。
18時屈斜路着。



20060828 摩周美幌峠旭川

朝9時出発。10時霧ではない摩周湖。11時半美幌峠で美空ひばり。
午後1時ごろ北見を通り抜け16時過ぎ旭川着。
男山でお酒を買う。



20060829 旭山動物園美瑛富良野

朝9時出発。9時20分旭山動物園。すごい人。
それでもほとんど見て回る。午後2時ごろまで居る。
その後美瑛から富良野へ。



20060830 富良野から登別

新富良野プリンスの近くのニングルテラスと森の時計に行く。
前日の夜ニングルテラスに行ったものの暗くて地面が濡れていて
階段だらけの歩道が歩きづらく途中で諦めたので
朝一で再挑戦した。けれど雨降り。欲しいものも売り切れだった。
森の時計はテーブル席で妥協。コーヒーは飲んだけど普通。
ゆっくりしつつ昼頃出発して夕方登別へ。



20060831 登別から小樽

登別温泉はすごい。皮膚病によいのを実感。
もう何泊かしたかった。10時前出発。
室蘭を回って真狩を通って夕方小樽へ。
前にも訪れた運河は少し変わっていたところと
変わらないところとがあり。
連日歩き詰め。