「満ちる春」
 
揺れて 触れて 離れて
行き過ぎて 戻って また行って
落ち着くのはいつも一点
 
やっと辿り着いたその場所で
温かさと冷たさのちょうど真ん中で
ただ笑えたら
 
もう何も怖くない
もう何も失わない
 
すべてが満たされた 春
 
大きな声で歌って
これからの日々を
これからの二人を
 
ただ笑って
季節が過ぎていくのを見つめるのではなく
季節を共に過ごすんだ
 
一緒に
生きていく



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