「やさしく しずかに」
 
幻の光
幻の夢
あたたかさと眠気
やさしく揺れる
 
これはいつか見たことがある
忘れてしまった景色
 
振り返っても 振り返っても
思い出せない風景
 
触れることができないなら
せめて記憶に留めておきたい
 
幻の影
幻の音
つめたさと狂気
しずかに忍び寄る
 
明日が見えないまま
歩き出す道
 
凝らしても 凝らしても
霞んでいく先
 
迷いながらも進んでいくなら
いつか必ず辿り着くだろう
 
すべては幻
いつか必ず消えていくもの



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