「始める始まる」
 
春だからと背中を押されるように何かを始めたくなって
春だからと流されるように何かが始まる
 
思い通りにいかないことなんてザラ
思い通りにいくこともたまにある
 
深い癒しを得たつもりで寄りかかりすぎて
結局失って感情まで捨てたら
楽にはなれたけれど前が見えなくなった
 
何もないところから始めるにしたって
何もないから始められようがない
 
過去がわたしを呼び戻そうとする
それにつられて行ってしまってもよいのか
何となく躊躇している自分がいる
 
ここにいると叫ぶことに疲れて
どこにもいないふりをして
消しても消しても消えない気配を味方にしなければ
存在意義なんて藻屑にも成り得ない
 
またこじらせちゃうんだな
これからを思うと気が重いです
 
始めるのか始まるのか
ふたつばかり思うことはあるけれど
踏み出すべきなのか留まるほうがいいのか
まだまだ迷うところです



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