「空の色」
 
誰もいない
何もない
空虚を色に例えるなら
まさしく今の空の色
 
君がいない
僕もいない
切なさを託したはずの
後姿が夕焼け空の色
 
解りかけてもその途端消えるから
次会って思い出すまで時間がかかる
せめてすべてをつかむまで
傍にいてはくれないか



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