| 「彼女と彼女と関係のないわたし」 | 
| 彼女の言葉をひさしぶりに引っ張り出して読んでみる | 
| 変わらない揺れ具合にほっとしたり心配になったり | 
| でもそれはきっと彼女自身も自覚している通り | 
| 少し経てば笑い飛ばせるような本当は軽い出来事たち | 
| 如何に今を飛び越えていけるか | 
| それだけを考えていてもいいと思う | 
| 今は | 
| 彼女の言葉をずっと辿り続けている | 
| といっても私が持っているのはほんのわずかだから | 
| 何度も読み返すだけのことだけれど | 
| 何度読み返してもたった今には何もつながらない | 
| 本当に飛び越えていってしまったのかな | 
| 彼女と彼女には何もつながりはないけれど | 
| 彼女と私だって | 
| 彼女と私だって | 
| 元から何もつながってはいないのかもしれないけれど | 
| 接点というなら私が強引に線を引いたまでで | 
| 私が強く強く何度も引き直さなければ | 
| すぐにでも消えてしまうかもしれない | 
| いやもうすでに消えているのかもしれない | 
| 何ができる | 
| 考えても答えはない |