「曇り空に桜」
 
せっかくの桜も曇り空に泣いているようで
花見に行くも寒さに震えて
君はどうしているかと思い遣る
 
偶然にも違う場所で
同じ色を見ていたと後で知って
少し笑った
 
時も人も巡る巡る
また春に辿りつく
そして今君が伸ばす手に
あらゆる意味を込めて祈る



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