「何も見ていないのだろう」

望むから失望するのであって

望まなければ失うことはないんだなと

実感

今あるものを数えて

これですべてだと思えばいい

案外いい意味の気の持ちよう

繋ぐ線を勝手に引いても

結局消えてしまう

心に何も届いていないから

右から左へ抜けていく

君は私の何を見ている

少し深いところに

隠しているのに

気づいて

また望んでしまっている

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