「狂言」
 
本当も嘘も
上手く誤魔化せるようになってしまった
 
曖昧なままが得意
 
懐に忍び込む寸前で
ぱっと離れたり
 
波に飲まれるふりして
もがいて生きていたり
 
どうしたいかなんて
考えるだけ無駄
 
どうしたかったかなんて
言えるわけもない



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