「思い起こせ生命」
事実を曲解している気は更々ない
ただそれが事実だということを認めたくないだけ
手の届かないところに行った途端手に入れたくなる
今はもうどれだけ願っても叶わないけれど
わたしはあなたを知っていた
でもそれは過去の話
今どんなふうに笑っているかは知る由もない
知っているあなたは遠すぎる
思い出すことが許されたとしても
それはそれで完結すべきで
思い出すことができたとしても
それはそれだけで終わることなのだ
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