「迷いつづけて」
熱が冷めていく
まるで何もなかったかのように
平常に戻っていく
感傷を挟まない
時の流れに逆らえず
名前を思い出に変えて
過去の箱に閉ざす
意識の外
自動的な反射
繰り返され
積もる塵
後ろは見ない
何もないから
前は見えない
迷いつづけて
それでもまた熱を探す
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