「切ない薔薇」
 
届いた
淡いピンクの薔薇
 
触れたら溶けそうな薄い花びら
思いを重ね合って
一輪となる
 
水揚げを待っているのだろうけれど
その色があまりにも切なくて
しばらくそのまま眺めている



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