「これからの志」
 
不協和音が響き渡った後
語ることはないと伏せ合った目
それが何よりの事実
 
言いたいことはたくさんあった
口に出さなくても伝わっていて
それはいつの間にか
意味を違えていた
 
誤解だと気がついても
正すことができずに
黙ってばかりいた
そしてまた生まれていく溝
 
もうあの時に戻れないのなら
これからを思うしかない
手遅れだと知りつつも
この事実を歪められるのは
これからという志だけ



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