「次元を超える」
 
水や空気と同じようにただそこにいて
気分を害することも害されることもなく
いつも安らぎの中にあるような
そんな関係でいられたら
 
見えないものでつながっている
その糸を手繰り寄せたがるけれど
結局見えないものならば
黙って信じておこうと思った
 
すべてが揃わない不安も
何もない心地良さも
ここにいる不思議さと
ここにある現実に
包まれて見えなくなる
目を閉じても何も怖くない
こんな気持ちは初めて知った
 
だからもう何も変えずに変わらずに
日々の隙間を縫っていく



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