「彼方」
 
流星が辿り着くのは
いつも孤独な場所
燃え尽きて見えなくなったら
存在の意味も消える
届かない光 打ち明けようにも
弱すぎて追い越される
眩しいときもあったけれど
今はもう
 
彼方へ ずっと彼方へ 行ってしまったよう
 
遠い彼方へ 触れられない彼方へ
すぐそばを流れた星は彼方で燃え尽きて
いずれ忘れられ 記憶も失くす



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