「方向感覚」
 
少しずつだけど
わかるようになる
感覚を得ていく
見慣れない街並みも
我物顔で歩けるようになる
いつだってそうやって
少しずつ知っていって
染み込んで忘れられなくなる
時々で想いは変わっても
その感覚は鈍ることなく
胸に沈殿する



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