「新たな道」
 
苦しさに紛れて悩みは消えた
虚しさに紛れて迷いは消えた
渦に巻き込まれ何も見えなくなった
そして嵐も去り平穏が戻ってくる
 
信じる気持ちを疑えど
信じることでしか救われない
その先に何があるのかは
時が過ぎて初めてわかるもの
 
孤独の波に打ちひしがれても
街路樹の幹のように
葉を落としてもなお空へ向かう
素直な思いを失くさぬように
 
目標を外れた軌道もまたどこかへ辿り着く
そこを出発点にすればいい
やり直すのではなく新たな道を
そこから進んで踏みしめて行けばいい



戻る