「波間」
 
限界を知るたびに息苦しく
手を伸ばせなくなるけれど
いつのまにかそれを過ぎ
前より自由になっているときがある
 
気づかない間に状況は変わっている
むしろ一瞬として安定などしていないと感じるほどに
その中で少しでも安らげる時を目指して
刻々と変わりつづけていくことが
何よりも大切だと思える
 
ひとつ波を迎え ひとつ波を越え
次に控える波を予測して
その間でただよいつづける



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