「未確定な現実」
 
知らぬ間に遠ざけていたのは
遠ざかりたかったから
目を伏せて見ないようにして
なかったことにしたかったから
 
それ以外に何を望もう
傷つくことを恐れてはならないけど
傷つくことはほんとは怖いんだ
 
それもかなわないなら
受け止めるしかないけれど
 
君のことどう思えばいい
君のこと何と呼べばいい
名前のない未確定な現実ほど
頼りにしたがる癖は直らないよ
 
どんなに望んでもそれ以外ない
傷つくことは覚悟していたけど
傷は予想以上だった
 
それもかなわないから
受け止めるしかないんだ



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