「新しい朝」
 
感覚が遠い
たったこれだけの距離さえ越えられない
消えない痛み 癒えない傷
抱えたまま
 
気まぐれさに嫌気が差したなら
元に戻るのも悪くない
だけど素直さが取り得だなんて
言うのも何だか違う気がして
 
どこにもいない わたし
どこにもいない あなた
偶然にも出会うことができたなら
 
太陽はいつも東から来る
西の壁に映る橙に気がついたら
そこはもう新しい朝



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