「気づきもせずに」
 
君の言葉を読み返して
つくづく思うのは
あの時の
今しか生きていない
一生懸命さ
 
その時は
その先の
今のことさえ
見ていなかった
 
思いもしない時間が
確実に訪れて
そしてこれからも
着実に過ぎていく
 
そんなことにも
かけらさえ
気づかずに
 
日々に埋もれていくのに
気づきもせずに
今を生きていた
それだけだった



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