「気まぐれな風」
 
もし君が今
何も言わずに
戻ってきたとしたら
私も何も言わずに
許してしまうだろう
 
ふと思いついて
これ以上の考えをやめた
 
去っていったのが突然なら
帰ってくるのが突然でも
おかしくないから
 
風のように消えた
また風が吹いたら
戻ってくるんじゃないか
どこかでそう思っている
 
だからもし
君が今
戻ってくるのなら
よろこんで
許してあげよう
気まぐれな風に乗せて



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