「見えないもの」
 
見えないものを見ようとしてた
そこにあると信じていた
だからこそ
 
手を離したのは
どっちだったのか
思い出そうとするけれど
こめかみが痛いだけ
 
それでも
見えないものを見ようとしてる
笑われるだろうけれど
それでも
 
もう一度手をつなぐことができるなら
途切れた記憶も元に戻るかもしれない



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