「他人の心」
 
子供の笑う声が響く
無邪気だとわたしも微笑む
 
澄んでいる空を見て
自分の汚さに目をやって
見たくないからつぶる
 
逃げ出してもいい
だってどこへ行っても
わたしはわたしなのでしょ
 
どこまで走っていけるか
競走したこともあったね
失ったものを取り戻せないまま
時計の針が回っていく
 
他人の心なんて
推測するしかないし
 
君がいたことも幻
ここにいることも幻
そう思えたらいいのに
そうなのかもしれない



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