「君という奇跡」
 
じっとしていた冬
動き出す春
気温の上昇を感知して
体内時計が回り始める
 
色づく頬
色づく唇
色づく桜
色づく想い
 
誰かの背中を押す
春という気持ち
浮かされるのは
季節のせい
お酒のせい
 
冬があったことを忘れない
春が来ることを思い出す
巡り巡って辿りつく
君という奇跡



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