「春へ」
 
外が明るくなるのがだんだん早くなる
朝まで起きていてもその瞬間が好き
季節が春へ向かう
 
あなたのことを思い出して
くらくらと涙することもあるけれど
それもまた春
 
巡り巡って時が進むなら
運命に従って歯車も動き出す
十分な時間を置いて
たわんだ気分も弾け飛ぶように
春へ



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