「わたしでいる」
 
どこに居るかも知れない
あのひとのことは
もう忘れることにして
わたしは歩いていこう
 
行方知れずの
旅に出る
 
気を楽にするための
いろんな手段を講じてみても
どうにもならなかった悲しい現実
 
難しいことなんて
何ひとつ知らないけれど
今あるこの景色を
そのまま見つめることはできるかな
 
ゆるぎない救いを求めている
それが本当にあるかは知らない
だけどこれほど求めてやまないのは
本当に必要だからなのかもしれない
なんて思ってみたりするけれど
 
わたしはわたしで
それ以外にはなれない
だからもう
わたしでいよう



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