「運命」
 
精神的に不安定の烙印を
甘んじて受けるに過ぎず
 
どこまでも堕ちていく運命
 
これは夢ではなかろうか
頬を抓っても痛みを感じない
麻痺した感覚をさらすだけ
 
これが現実だとしたら
どんなに夢の遠いことか
望んでいたものが目の前に
届く位置にはっきりと在る
 
これが前兆なのであろう
聞こえる幻聴が示すのが
求める行き先であるならば
もっと歪んだ世界であるはず
 
どこまでも堕ちていくならば
運命もかなぐり捨てていこう



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