「君を想う」
 
改めて君を想う
 
冷たい冬に咲く太陽
感じるままに手を伸ばし
唇をなぞるのは愛の抱擁
終わらない言葉に繋がりを欲する
 
君は遠い雲の人
見下ろす世界の傍観者
降り注ぐ光には
覚めない往復の余韻が満ちている
 
存在を確かに感じながら
つかめない距離にいる
逃げていく後姿を
見つめているだけの危うさ
 
それでも改めて君を想う



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