「同じ確率」
 
嘆いていても何も変わらなかった
無駄なことを繰り返しているだけだった
それに気がついたときから
これ以上ただ無意味に嘆くことをやめたくなった
 
自分にできることなんてほんの小さなこと
それでもこの手を動かすことができるなら
もっと違った他のものも動いたって不思議はない
 
嘆くことをやめて手を広げた
何も変わらないかもしれない
だけど
何か変わるかもしれないということだって
同じ確率であるはずだから



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