「歩いて帰る」
 
雪が降りそうな曇り空を見上げて
寒さにかじかんだ手をあたためて
考え事をしながらの帰り道
気づけば家に辿り着いている
 
今日はいつもの音楽もなしに
ただひたすら歩いて帰った
いつもは見ない周りの景色も
気づかない小さな花の香りも
いつのまにかわたしに近づいて
ここにいるよと話し掛けてくる
 
まだ忘れていることがたくさんある
思い出してあげなくちゃいけない



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