「まっすぐな瞳」
 
まっすぐな瞳はどこを見ている
ひとの頭を通り越してずっと向こう
なにもない空間に何を見ている
きっと君にしか見えないものを見ている
 
感情を失うほど言葉はなく
瞬きを許さないほど抑えきれなくなる
見つめるただ一点が示すように
その瞳に映る景色に私はいない



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