「空想の中」
 
行方知らずの旅
行方知らずの恋
似ているようで
わからないまま
 
どんな主張も
どんな願いも
振り捨てて
 
思う方向と
進む方向を
一致させようと
もがいて
 
首をしめるしかないのかしら
終わりにするしかないかしら
それもわからないけれど
 
そんなことをしたら
許されるわけもないね
罰が当たるなんて迷信も
本当になりそうなほど
 
空想の中でならどんなこともできる
夢を現実に思えるのも空想の中だけ



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