「記憶の隅で」
 
思惑を外れていく
当初の目的は今はないがしろ
自分ひとりで生きているわけではなく
邪魔が入るのも計算していかなくては
 
いや
 
思惑を超えていく
進めていくうちに出てくる矛盾
新しい効果と意味付けが実証実践され
形を変え色を変え成長していくのみ
 
そうだ
 
それを容認できないならば
最初からないほうがよかった
だからなくしてしまう
思い通りにいかないのはわかっていて
本当にそうだから具合が悪く
闇に葬ることで記憶から消す
なかったことにしてしまう



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