「残心」
 
行方知れず広がる
なくした思い拾い集め
それでもまたわからなくなる
どこへ行っても見つからない
 
残心
奥ゆかしい作法で
 
振り返っても来た道は見えない
これからを仰いでも見えるはずもない
この際見えるものは問題ではなく
感覚的にわかることがものを言うから
 
うつろに映る空も
太陽に照らされて綺麗



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