「忠告」
 
いつか振り返るときが必ず来るから
変に意地を張って過去を消そうとしないで
これは忠告 他の誰でもないあなたへ
消してしまえばもう元には戻せない
それならいつ消そうかと思いながら
逡巡するほうがまだましだから
 
いつか振り返りたくなるときが来るから
そのときは笑って振り返りたいから
どんなに心がちぎれそうでも
癒しのために過去を置き去りにしないで
時が経てば思いは変わっていくから
そのときにこれ以上後悔したくないから
過去を消さないで抱えたままでいて
これは忠告だから 二度と繰り返さないように



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