「その感覚」
 
誰もその定義を知らないのに
感覚的に共有している
 
あの感覚
まるで具体的ではないのに
わかりあえるのは不思議
 
本当は誰も知らないのかもしれない
その感覚に名前を付けて
わかった気になっているのかもしれない
 
たとえそれが間違っているとしても
誰もその感覚を望んでいる
何故望むのかわからないままに
わかる前にすでに望んでいる



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