「闇の中」
 
暗い闇
慣れてきたころ
目を凝らしてみる
 
突き刺さる痛みを覚える
 
見えないからこそ
安心していられることもある
 
この胸に刺さる剣
装飾を施された柄
 
闇の中
どこからか光がきて
柄の縁の金を照らす
 
知ってしまった今では
瞬きすることさえできない



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