「あとかたもなく」
 
遠いところにいるみたい
つないだ手も感覚はない
 
見失ってしまった
 
隙間を埋めようとする言葉も
今はただむなしい
 
消えてしまったようだ
 
思いはいつも一瞬
それを過ぎれば
あとかたもなく
 
わかっていたことも本当は
わかっていなかったのかもしれない



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