「真夜中の君」
 
世界は眠る
誰も知らない真夜中に
君は言う
 
終わりがなければ始まらない
 
夕焼けの中にいた
影を思い出す
 
時間軸がずれているようだ
もはや
ここにはいられまい
 
ひそやかな決心
呼吸さえ抑えようとする
 
あざやかな愛情
うつむいたその首筋の赤
 
もう何も聞かないから
 
混ざり合う現在
過去も未来も見えない



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