「雪の降る夜」
寒さが雪を降らすのならば
寒さよどこかへ消えてしまえ
思いが私を泣かせるならば
思いよどこかへ消えてしまえ
最初に会った夜
あのときも雪が降っていた
寒さを紛らわせるために
握った手が物語っていた
もう そのときには
寒さが雪を降らして
今夜の窓を曇らせる
思いが私を責めて
今の私を泣かせる
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