「いつも見ている」
 
何も言わないほうが先々のためと
何度自分に言い聞かせてみても
試行が揺れて戻ってくる間に
一つの方向へ思いは進んでいく
 
それはきっとささいなこと
誰が見ても無視できるような
小さな小さなこと
 
それさえ
 
いつも見ているからこそ見えると
思い過ごしたいけれど思い過ごせない



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